【2021年の終わりに】やっぱりうまく行き過ぎている・・・
今年もあっという間に終わり。
色々ありましたが、結局はコロナに打ち勝てず、海外旅行はまだ遠そう・・・
来年へわずかな希望を持ちつつ、今年の市場と自分の成績を振り返ってみたいと思います。
目次
マーケットリターン(米国VS日本)
今年も米国市場の強さは変わらずでした。
インフレからFRBの政策変更、中国との対立などリスクまみれでしたが、そんなものお構いなしのようです。
上の図は米国の代表的な株価指数S&P500と日本株TOPIX指数の過去1年のリターンです。
米国株のリターンは30%に迫る歴史的に高い水準。
加えて年初からの約10%の円安が円換算のリターンを押し上げ、日本の米国株投資家には最高の一年でした。
一方、ニュースなどで「日本株は低調」と言われますが、年間10%弱のリターンなら十分でしょう。
米国株のリターンが異常なだけです。
インデックスファンドに投資しただけで、米国株なら30%弱、低調といわれる日本株でも10%弱のリターン。
コロナショックのような大きな下落もなく、今年の相場は確実にヌルゲーでした。
どうもうまく行き過ぎている・・・
絶望投資家のリターン
よい機会なので、筆者のリターンも振り返ってみました。
総資産は20年12月の288万円から21年12月には671万円へジャンプアップ!
節約に勤しみ、1年で277万円入金できたことが最大の要因です。
入金による資産増加を除いたリターンは18.7%。
⇒期末資産(671万円)÷【期初資産(288万円)+期中入金(277万円)】=1.187
入金の時期は考慮していないのであくまで概算ですが、やはり出来過ぎです。
資産の約80%を米国に投資してる割には低いようにも感じます。
しかし、バブル崩壊にビビる私にとっては異常値もいいところ。
実際に、長期スパンで見るとS&P500指数のリターンは年平均9%程度といわれています。
ここ数年のリターンは異常値と考えるべきだと思います。
居心地の悪さが募ります。
配当目的の株以外はそろそろ売り時かもしれません・・
2022年ヘの戒め
2021年は、よほど変なことをしない限り、誰でもそこそこ稼げるヌルゲー相場でした。
気を付けるべきは、今年の高いリターンが「自分の実力」と勘違いしないこと。
相場全体が上昇してるのだから、リターンがプラスになるのは当たり前です。
2021年の高いリターンに支えられた自信過剰バイアス(overconfidence bias)を克服することが、
2022年のキーになると考えます。
市場はリスクであふれており、自信過剰・強欲が過ぎるとバブルの餌食になると思われます。
個人としては、2021年のヌルゲー相場の恩恵を受けていない、配当厚めの株への投資を継続したいと思います。