【2024年12月の振り返り】今後のNISAの使い方

サンタクロースラリーは不発。

S&P500は12月半ばに6200台に突入しましたが、長期金利の上昇により後半不振。
5800台で年末を終えました。

ダウ平均も過去最長レベルの10営業日連続下げを記録。
その後いったん反発するも年末にかけて再び下落。

2025年に向けて不安が残るフィニッシュに。
バリュエーションも高いので当然っちゃ当然ですが。

12月の投資結果

トレード

12月も少量の買い越し。
長年の保有銘柄IBMを処分。

バリュエーションも割高になりつつあり、株価も倍になったので潮時かと。
決算が強いわけでもないのに、なんでこんなに上がるのか。

投資を始めた時には5%を超えていた配当利回りも3%を下回るレベルに。
高配当型ETFなどに入れ替えました。

配当

12月は約300ドルの受け取り、年間では2900ドルとなりました。

2025年の目標はどんなものか。
ドル円を150円と想定し、200万円、配当利回り3%で投資すると・・・

投資額:2,000,000円÷150=13,333ドル
配当増加額:13,333ドル×0.03(配当利回り)×0.7(1-税金)=280ドル

年間で300ドルぐらいの積み増しを目標に配当銘柄を拾っていければと思います。

新たに追加した銘柄

なし。

12月の反省~NISAの使い方

成長投資枠を20万円ほど余らせてしまいました。
使い方も一貫性が無く、新規銘柄はNISAで既保有銘柄の買い増しは通常でという感じでした。

結果として、非課税の恩恵を配当投資部分であまり得られなかったと感じています。

複数銘柄を保有すると銘柄管理が面倒になるかなと思ってのことですが、
結論たいした手間にはなりませんでした。

2025年は配当銘柄こそNISAで保有することを意識したいと思います。
理由は高配当・低成長銘柄の方が、キャピタルゲイン重視・高成長銘柄に加えてタックスロスが大きいから。
タックスロスとは税金の支払いでいくらリターンを失っているかを示す指標。

【高配当:配当利回り5%、税率30%で暦年課税のうえ再投資】
・税金なし:(1+0.05)^5=1.276
・税金あり:(1+0.05(1-0.3))^5=1.187
⇒タックスロス=0.089

【高成長:キャピタルゲイン5%、5年後に税率30%で売却】
・税金なし:(1+0.05)^5-1=0.276
・税金あり:((1+0.05)^5-1)*(1-0.3)=.0193
⇒タックスロス=0.083

配当を受け取る場合、毎年課税されるため、配当再投資による複利効果が減少します。
5年後に売却する場合は課税を最後の1年だけにでき、複利の恩恵を受けやすくなります。

この辺も頭に入れ、NISAの恩恵を最大限に受けた効率の良いポートフォリオを考えていきたいと思います。