【2025年1月の振り返り】新規投資の条件~ボラティリティとどう付き合うか~
ついにトランプがホワイトハウスに帰ってきました。
オープンAIやソフトバンクを巻き込んだ国家レベルのプロジェクトを立ち上げ、
月半ばまでは市場は上昇基調。
しかし、月末にイベントが。
中国発のAI企、DeepSeekの発表が市場を揺らしました。
エヌビディアが一日に15%を超えて下落し、時価総額が60兆円ふきとびました。
ハイテク銘柄の場合、含み益を持ち利確のタイミングを探している投資家も多いので、
これからもAIの動向やトランプの発言などで大きく変動することが予想されます。
金融中心に決算自体は好調で、バリューシフトも発生。
S&P500は前月末比プラスで終えました。
目次
1月の投資結果
トレード

配当再投資分を除けば少額ですが売り越し。
同一セクター内でのリバランスを行いました。
シティは決算も好調で、投資時から株価はほぼ倍に。
目標株価にも到達したので満足の利確。
代わりにマーケットアクセスに新規投資。
一方、ハーシーは株価が下落傾向にあり損切。
買い増す手もあったかと思いますが、投資開始時のバリュエーションがそれほど低くなく、
カカオ高騰による業績懸念、チョコレートの一本足打法もリスクと考え手放しました。
代わりにペプシコを追加。
配当

1月は約250ドルの受け取り。
CMEの特別配当が思ったよりも大きく、前年と比較し大幅に上振れ。
新たに追加した銘柄

マーケットアクセスは売上は8億ドル弱(約1,200億円)と小規模な企業ですが、
営業利益率が45%と非常に高く、有利子負債もゼロです。
コロナ禍後はPERが50倍を超えるような時期がありましたが、バリュエーションは落ち着いてきました。
ペプシコの株価は1年ぐらい170ドル前後でふらふらしていたのですが、2024年後半から急激に下落。
減量薬の脅威や、ケネディJrが保健省長官に就任したことによる不透明さなどが織り込まれた結果です。
ただ、脅威が過大評価されていると判断し投資。
長期で緩やかな成長が期待でき、配当利回りも3.5%なら満足できるレベル。
1月の反省~新規銘柄選びは慎重に
今年度の抱負ですが、不透明性が高いからこそ企業の利益率を重視し、
「株価が下落した際に自信をもって買い増せる」銘柄を選びたいと思います。
マグニフィセント7でも、コロナ禍後にかなり低いバリュエーションまで売り込まれた時期もありました。
その際、正解は損切ではなくナンピン買いでした。
収益性の高い銘柄は自社株買いなど株主還元も手厚く、財務も健全なので、
株価が下がっても元に戻ってきます。
一方、私の買い方は過去の株価・キャッシュフロー倍率との比較を重視し、
足元の利益を軽視し平均回帰に期待し過ぎていた感があります。
平均回帰を期待できるのは収益性が高い企業のみ。
インテルやウォルグリーンなど過去の失敗を忘れず、
ボラティリティが高まりそうな2025年を切り抜けたいと思います。