【2024年11月の振り返り】トランプ・アゲイン
大統領選挙は波乱なく、トリプルレッドのトランプ大勝利。
S&P500は月半ばまで一気に駆け上がり、初めて6000に到達。
その後は月末に向けて一進一退を見せつつ最高値で11月を終えました。
「市場全体としては高値圏にあるので、指数がゴリゴリ上昇していく感じはない」と書きましたが、ゴリゴリ上昇しましたね。
金利も11月半ばにかけて一時的に4.5%まで上昇しましたが、その後は急低下。
金利低下がナスダック市場などハイテク関連を下支えし、主役を入替ながら市場全体は高値圏を維持。
問題はこれがどこまで続くか。
目次
11月の投資結果
トレード
11月は少量の買い越し。
市場の変動に備え、損失が大きいダラー・ゼネラルを処分。
キャッシュを確保しました。
割安だとは思うものの、35%の損失は耐え切れず。
先月損切したエスティローダーと同様、一般消費財への投資の難しさを知りました。
米国でもインフレによるトレードダウンは起こっているようですが、中高所得者がウォルマートで買い物をするといった形をとっている模様。
1ドルショップのメイン顧客の低所得層は行き場が無く、単に消費財の支出を減らして対応。
低所得者層の不満は、これら企業の業績低迷と同化し、トランプ再選ともつながっているのかも。
配当
約240ドルの受け取り。
新たに追加した銘柄
今回が3度目の投資となるアカマイ。
株価は100ドルちょっとで推移していましたが、決算を受けて株価が10%を超えて下落。
大統領戦後、決算をうけた株価の変動がめちゃくちゃ大きくなってる感じがします。
アカマイもその一つ。
80ドル台前半まで下がれば追加投資し、20%程度のリターンが取れれば満足です。
11月の反省~祭りには乗っかる方が良い?
トリプルレッドを受けて市場全体は上昇方向。
ただし、個別ニュースに対するボラティリティが非常に大きくなってきたと感じます。
例えば、保健省の長官にケネディ・ジュニアを据えた瞬間、
ファイザーやアストラゼネカなど製薬会社の株価が暴落。
彼が反ワクチンのスタンスということらしいですが、市場の折り込みは過剰。
医療制度の運営は彼一人に委ねられるものではありません。
いくら反ワクチンの主張をしようと、何か起これば背に腹は代えられず。
第一次政権のトランプですら、ワクチンに疑義を示しながらも、接種は推進しました。
財務長官の人事も同じ。
著名投資家のベッセント氏を指名したことで、市場にストレスがかかる過度な政策が抑えられるとの期待から、金利低下・ドル安が進みました。
トランプトレードに乗っかろうという群集心理が働いている気がします。
何かニュースを見つけて、株価・指数が大きく変動する方向にかけ、一攫千金を狙うような。
市場も上昇基調にあるとはいえ、まだら模様です。
材料で買われる銘柄が入れ替わり、全体としてプラスになっているというイメージ。
取るべき戦略としては、以下2つ。
①トランプトレードで過度に売り込まれた銘柄を拾っていく
②黙ってインデックスファンドを買う
一時的に株価がはねた銘柄の利益を確定し、インデックスに入れ替えていくのが穏当なのかもしれません。
自分のリターンも、11か月中9か月で市場をアンダーパフォームしていますが、祭りに乗る気にはなりません。