【2024年10月の振り返り】ナンピン買いの条件
大統領選挙がある割には米国市場はそれほど軟化せずほぼ横ばい。
トランプの勝ちを折り込んでるとの論もありますが、経済が堅調で決算もそこそこだからでしょう。
市場を均せば動きは少ないですが、個別銘柄の動きはやや激しくなってきた気がします。
決算発表で二桁%変動する銘柄も数多くみられました。
市場全体としては高値圏にあるので、指数がゴリゴリ上昇していく感じはありません。
いかにうまく個別銘柄を拾うか、リスクを減らすか試されている局面に感じます。
目次
10月の投資結果
トレード
10月は狂ったように売りまくり。
スリーエムは全ポジションを解消しました。
目標株価を超え、減配により配当利回りも2%少々と保有継続には魅力薄。
保有期間中に383ドルを配当で回収、キャピタルゲインも15%程度でたので満足。
エスティローダーは決算で株価が大暴落。
1日で20%株価が下落しただけでなく、減配で配当も半分に。
配当を貰いながら株価の反発を待つ感じではなく、損切。
キャッシュから見て減配のリスクは低いと考えていましたが、業績の悪化が想定以上。
これは反省が必要です。
配当
約265ドルの受け取り。
ETFの配当受取の期ずれも若干上振れ。
新たに追加した銘柄
なし
10月の反省~ナンピン買いの条件
10月は決算発表で地殻変動を見せる銘柄もちらほら。
例えばエスティローダー。
想像以上の落ち込みと減配が重なり、20%を超えて下落しました。
今回はナンピン買いはせずに損切。
減配により、配当を貰いながら株価反発を待つという戦略にそぐわなくなりました。
一方、過去に損切した中で急反発する銘柄も。
例えばペイコム・ソフトウェア。
140ドル台で損切しましたが、決算発表を超えて200ドル台まで回復しています。
結論から言えばペイコムはナンピン買いすべきでした。
両社の違いは何なのか。
事業の安定性です。
エスティローダーは消費動向に敏感。
一方、ペイコムはサブスク型のリカレントビジネス。
前者の場合は、企業努力に加えてマクロ環境の改善も必要です。
一方、後者の場合は、株価は下落しても事業の質・安定性そのものは変わりません。
下落している景気敏感株を買うのであれば、短期の戻りで売る気概が必要です。
エスティローダーも、保有期間全体としてはプラスになっている時間の方がはるかに長かったので。
一方、事業が安定成長している企業が、決算などで一時的に下落した場合、それはナンピン買いのサイン。
過去をみての割安・割高の判断ではなく、質を見ることが足りていないようです。