【未来は読める?】先物価格と株式指標
時差のおかげで欧米市場は少しだけ未来が見えます。
日本の夜には欧米市場の先物価格が分かるからです。
目次
どうやって調べる?
例えば米国の早朝(日本の夕方)にCNBCで以下のような記事が出ます。
Stock futures were lower early Monday morning as investors monitored the tensions between Ukraine and Russia and braced against potential Federal Reserve interest rate hikes.
Futures tied to the Dow Jones Industrial Average fell 242 points, or 0.7%. S&P 500 futures dropped 0.8% and Nasdaq 100 futures slid about 1%.
(訳)
Stock futures fall as Wall Street weighs Russia-Ukraine tensions, potential Fed rate hikes
株式先物は、投資家がウクライナとロシアの対立を見守り、Fedの利上げを織り込む中で月曜早朝は下落。
ダウ平均先物は242ポイント(0.7%)、S&P500先物は0.8%、ナスダック100指数先物は約1%それぞれ下落。
先物価格が下落しており、米国市場はおそらく弱含みで幕を開けます。
先読みのリスクは?
少し未来が見えるとはいえ、日中に相場が逆転することは珍しくありません。
下落を見込んでナスダックの逆張りETF等を買うとします。
指標価格の最安値が市場オープン時なら、すぐに損失が生じます。
たとえ市場がマイナスで終わったとしても、日中に少しでも上昇すれば損失発生。
先物価格だけを見て1日の上げ・下げを予想するのは確率1/2のギャンブルに過ぎません。
先物は1日という長い道のりを照らしてくれはしません。
結局未来は読めないのです。
先物の使い道は?
しかし使い道はあると思います。
先物が下落していれば、弱含みで始まる可能性は極めて高いです。
低めの指値で注文すれば、買いたい株を底値で拾える可能性はあります。
先物が低い⇒低めの指値を設定。約定すればラッキー
先物が高い⇒様子を見て今日の買いはステイ
ぐらいの気持ちでいれば、先物価格を利用する価値はあるかと思います。